2021年3月23日、Twitter上で「Google」「Yahoo」「LINE」「dアニメストア」「Y!乗換案内」やゲーム「ウマ娘」「グランブルーファンタジー」などのスマホアプリが起動しないとの報告が相次いでいる。
アプリを起動できなかったり、起動してもすぐに強制終了されてしまう状態の様だ。
グーグルはこの事象を把握しており、「WebViewの不具合によりアプリが一部のユーザーにおいてクラッシュする不具合を把握しており、現在、影響範囲の検証および復旧に向けて作業中」とアナウンスされている。
解決方法
2021年3月23日 15:21にグーグルから問題修正の発表があり、
「WebView」と「Google Chrome」をアップデートするよう呼び掛けている。
playストアのマイアプリ&ゲームから対象を選択し「更新」又は全て更新を実行すれば良い。
グーグルは、AndroidシステムのWebViewの最新版「89.0.4389.105」を23日午後に公開した。これをインストールすることで一部のアプリが起動できない不具合が解消するという。
詳細
グーグルは「Androidアプリが一部のユーザーにおいて強制終了する事象において、その原因であるWebViewの問題を修正しました。この不具合が解消しない場合は、大変お手数ですがGoogle Play ストア経由でお使いの端末のAndroidシステムのWebViewとGoogle Chromeをアップデートしてください。ご迷惑、ご不便をおかけした皆さまにはお詫び申し上げます」と発表している。
原因となったWebViewとは?
さて、今回原因となったWebViewとは何か解説していこう。
WebViewは簡単に言うと、Androidアプリがアプリ内でWebコンテンツを表示する際に呼び出される部品の一つだ。
例えばスマホゲーム内で「お知らせ」などのWebコンテンツをが表示させたい場合、WebViewをアプリ内に設置すれば、わざわざGoogle ChromeなどのWebブラウザに移動しなくてもアプリ内に表示する事ができる。
Androidアプリは、基本的にアプリのUI(ユーザーから見た画面)で「Viewクラス」という分類の部品群を使って作成される事が多いので、今回は多くのアプリに問題が発生してしまった格好だ。
今後同じ事が起きたらどうすれば良いか
WebViewの自動更新を無効化後にアンインストールし端末を再起動することで不具合を解消できる場合も有るが、それによりWebViewのセキュリティリスクが高まってしまうので、どうしても直ぐに使用したいユーザ以外はgoogleのアナウンスを待つ方が賢明だ。
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